ピカピカな屋根

昨日、一週間ぶりぐらい北エリアの現場の敷地内に入るとすぐ目についたのが公園倉庫の屋根でした。
写真ではわかりづらいですが、ほんとに屋根がピカピカなんです。

銅板屋根だそうで、近くで見るとこんな感じです。太陽の光が銅板に反射してピカピカ!!
調べてみると、このピカピカの状態は最初の数か月だけで、半年もすると光沢感は落ち着いてくるのだそうです。
銅板屋根は、薄くて重量が軽いので建物に与える負担も非常に少なく、耐久性・耐震性に優れています。メンテナンスも基本的にはいらななくて、60年以上は屋根材の交換が不要ともいわれています。神社・仏閣の屋根によく使われているのも納得です。

こちらは反対側の屋根の写真です。左側は先程の写真ような状態です。右半分は締めて平らになっており、さらに薄く感じます。
銅板屋根は、経年で酸化皮膜が発生し、色が変化していきます。
銅板の施工時は銅が持つ独自の艶がある赤橙色(せきとうしょく/あかだいだいいろ)をしています。その後は、赤みが濃くなり、褐色(かっしょく)、黒褐色(こっかっしょく)と変化し、さらに年月が経つと緑青色(ろくしょういろ)へと変化します。緑青色の屋根は神社・仏閣でよく見られますね。
年月が経つにつれて屋根の色が変化していくのはとても興味深いです。
【補足】 酸化皮膜とは錆のことです。銅の表面に幕を張り、銅板の劣化を防ぐ効果があります。

外壁をみていきますと、透湿防水シートが貼られその上からラスが張られています。
透湿防水シートとは、建物の壁体内側に貼られます。名前の通り水蒸気を通す透湿性、雨水を通さない防水性を併せ持っています。
この白くて薄いシート1枚で、内側から発生する湿気を逃して外側からの雨水を防ぐなんて機能性が高くて驚きます。

ラスとは、簡単にいうと金網のことです。塗り壁の下地部分に用いられるもので、モルタルの接着を強めたり、塗り壁のクラック(ひび割れ)防止を担う役割があるそうです。
ラス工事は仕上がってからは見えない部分ですが、建物の耐久性と美観性を維持させる上でとても重要です。

建物の内装側の壁には、ロックウール断熱材が設置されていました。ロックウールは鉱物(無機物)由来の素材の為、燃えにくく湿気に強いという性質があるそうです。
断熱材にも種類がありますが、どの断熱材も熱伝導率の低い空気を大量に含むことで断熱性を持たせています。隙間があるとそこから熱が伝わってしまうので、隙間ができないように丁寧に施工していきます。

こちらは断熱材の上から強化石膏ボードを設置しています。石膏ボードは、クロスを張るための下地材となります。
石膏ボードは、クロスを貼るための面という役割だけでなく、壁や天井の補強・防音・耐火性を確保するための面材としての役割も担っているそうです。
撮影者、どんどん進んでいく工事に気後れするとこもありますが、引き続き勉強しながら現場の状況をわかりやすくお伝えしていこうと思っています。


